企業の人材確保が難しい理由は…?

先日のブログと同じく、人材不足に関する調査から「日本において人材確保が困難な理由」という調査結果を見てみましょう。

1位:応募者不足/応募者がいない(29%)
2位:ヒューマンスキル不足(20%)
3位:専門技能不足(17%)
4位:経験不足(14%)
5位:給与面の提示額を上回る額を希望(8%)
(「2016/2017年人材不足に関する調査結果」マンパワーグループ調査より引用)

となっています。1位の「応募者不足/応募者がいない」については、若者の数が減っているという、企業ではどうにも対応できない問題なので一旦置いておくとして、2位:ヒューマンスキル不足(20%)/3位:専門技能不足(17%)については、企業が求める人材とそこに応募する人たちの能力に大きな乖離があるということを示しています。

まず「ヒューマンスキル」というのは、対人関係能力とも言われますが、要は人柄や性格の部分が大きくなります。近年、エンジニアを求める企業でも、理系だけではなく、文系の学生たちを採用しているのは、この問題が大きいからでしょう。

それと同時に、「3位:専門技能不足」という理由も入っています。この調査は新卒に限った調査ではありませんから、中途を含めた即戦力となる人材を求める時など、技能不足という状況が発生してしまうと推測されます。

現在の就職戦線は空前の売り手市場と言われていますが、実際には上に挙げたような企業のリクエストに応えられる人材に求人が集中し、就転職活動をしている人たち全員が、その恩恵にあずかれているわけではないのです。逆に言えば、企業が必要とする技能をしっかりと身につけておけば、その人材は引く手数多ということになります。

これからも分かるように、いくら人材不足とはいえ、機械・建築・電気・設備業界では単純作業しかできないCADオペレーターを求めているわけではありません。技術を持ったエンジニアを求めているのです。売り手市場と言われる今は、条件の良い求人が出ています。景気に陰りがさすであろうオリンピック以降のことを考えても、行動するべきは今しかありません。技術を身につけるのは早いに越したことはありませんが、年齢的に遅いということもないはずです。

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